国語調査
事務担当の政田です。
今日の朝刊に「国語に関する世論調査」の記事が掲載されていました。
慣用句(二語以上が、きまった結びつきしかしない表現。「間髪を入れず」「悦に入る」の類。)の本来の意味の理解が3割程度に留まっているという記事を読み、「国語力=コミュニケーション力」ということを連想したのですが、これから益々、コミュニケーション能力が低下していくのではないかと心配になりました。
SNSの利用機会が増え、元々、画像や動画などはコメントの補完的な役割だったものが今やそれが主役で文章(コメント)は脇役と、役割が逆転しているような気もします。
それでもコミュニケーションが取れているのであれば良いかと思うのですが、言葉の意味を理解していなかったり、語彙の数が少なかったりすると、適切な場面での言葉が使えず、コミュニケーションを取ろうとする相手に不快感を与えたり、不要な誤解を生じさせたりということにもなり、そのようなことを考えると、子どもの頃から国語力を身につけるということは非常に重要であると思います。
慣用句もそうですが、漢字の読み方を理解しないまま放置するということも同様で、先日、現実の話しなのですが、40才前の方が、コロナ禍(か)のことを、コロナ渦(うず)と真剣に勘違いしていたようで、「このようなコロナ渦(うず)のなか、大変な状況です」と、普通に話しをされている場面に遭遇、聞いている自部自身が赤面しそうになったことがありました。
会話のなかでは訂正をすることも難しく、気づいていても看過してしまうしか術なく、この方はきっと勉強をあまりされてこなかったのだなと思うしかありませんでした。
このようなことからも、例えば入試での面接や社会人になってからの商談や社内コミュニケーションといった様々な場面で、国語力を養うということはとても大きな意味を持つと言えるでしょう。
先の「ゆとり教育施策」より若干の改定は行われたものの、学校の授業時間が昔と比較して大幅に削減された現在、国語力の低下は深刻であり、そのことはことは延いては国力の衰退にもつながりかねず、そのことからも学習塾の役割は大きいと感じました。
「読み書きができるのは、思いや想いを伝えることができる幸せなこと」
そのようなことを子どもたちに伝えていかねばなりませんね。
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