定期試験のフィードバック
講師の甲田です。
今年も残すところ一ヶ月を切りました。
教室では二学期期末テストが終わり、その
振り返りシートを記入してもらっています。
各学校でもテストの振り返りシートを
書いていると思っていましたが、生徒たちに
聞いてみると、学校では書いたことがない
という人もいました。
何でもそうだと思いますが、テストに関しても、
その振り返り、フィードバックをすることは大切です。
自分の学習の仕方を客観的に見直せる絶好の機会だからです。
しかし、気をつけなければならないことがあります。
反省ばかりしないようにすることです。
日本人は反省が好きですよね。
自己も他者も反省を求めがちです。
しかし、人は反省ばかりすると
自己肯定感が低下してしまいます。
国際調査でも日本人の中高生の自己肯定感は、
他国より群を抜いて低いんです。
自己肯定感が低いと、人間は伸びません。
エスカレートすると鬱病や、
引きこもりに到ることもあります。
もっと自分を認める機会を私達日本人は
意識して作るべきだと思います。
「自画自賛」という四字熟語、私が習ったときは、
してはいけないこととして習った記憶があります。
しかし、いいんです。大いに結構! くらいの
認識が大事なんじゃないかと思います。
話をテストの振り返りに戻します。
テストの振り返りは、自己の勉強方法を
客観的にきちんと振り返ることが必要です。
やみくもに、漠然と、頑張ってたと
自分を褒めてほしいわけではありません。
しかし、自分のしたことに関して、具体的に、
それは頑張ったと自分をとりあえず肯定することを
忘れてはいけません。
その上で、こんな勉強方法をすればよかったとか、
この部分の勉強が足りなかったとか、
という具体的な反省点を考えます。
テスト後にこの一手間をきちんとしておくのと
そうでないのとでは、その次の定期テストの勉強方法に
格段の差が出てきます。
とは言っても、生徒たちに書かせると、
漠然と「もっと勉強すべきだった」とか、
「頑張った」とかしか書かない、書けない人が多いんです。
尾崎進学セミナーでは、テスト前に、前回テストの点数と、
今回テストの点数目標を書いてもらい、それを達成するために
何をどのように勉強していくかを書いてもらいます。
テスト後には各点数とともに、目標の達成割合も自己評価
してもらい、頑張ったこと、頑張れなかったことも書いてもらいます。
そして、具体的に各教科ごとに、教科書、ワーク、プリント等を
何回読んだか、やったかを書いてもらいます。
これが具体的な客観的評価です。実際に自分がした勉強と、
点数結果を照らし合わせることによって、次回の課題が見えてきます。
まだ、期末テストの振り返りをしてない人は、
是非、今回はしてみてください。
次のテスト勉強の取り組み方に違いがでるはずです。
最後にもう一度、
その際に自分を褒めることを忘れないでくださいね。
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